読むアンチエイジング
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- 2012年1月13日 老け顔より、若く見える人の方が長生きできる
- 先日、私のピラティス仲間でもある白澤卓二先生の著書‘ボケない100歳、
2,309人がやっていること’がベストセラー第一位になりました。
先生のお話の中にとても興味深いお話がありましたので 皆さんにも紹介しながら私の考えもお話ししていきたいと思います。
それは、「老け顔より、若く見える人の方が長生きできる」という話です。
なんとなくわかる様な気がする話ではありますが、 それが医学的に証明されたということなのです。
それは、南デンマーク大学で老化の研究をしているクリステンセン教授の報告 なのですが、2001年に913ペア、1,826人の70歳以上の双子の写真 を撮り、それぞれ何歳に見えるか41人の医療関係者にアンケートを実施した というものです。 そして2008年に追跡調査を行った結果、老けて見えていた方が早く亡く なっていたことがわかったということです。
双子ですから持って生まれた遺伝的要因は変わらないと仮定すると、 同じように年を重ねていけば70歳を過ぎても老け具合は同じだったはず。
見た目に差が出たのは今までどのように過ごしてきたかが顔に現れたわけです。
寿命を決定する要素の中でこうした環境的要因が占める割合は75%で、 遺伝子が占める割合はわずかに25%といわれています。
すなわち、その人の生き方や考え方、生活環境、趣味や娯楽、食生活、 その他その人を取りまく環境によって寿命の3/4が決まって、 遺伝的な要因は1/4しかないのです。
ということは、その人自身のやり方次第で寿命もかなりの程度伸ばすことが 可能だということです。
こういったことが、一卵性双生児でも若く見える方と老けて見える方に分か れてしまい、寿命も大きく変わってくるという結果をもたらしているのです。
顔は年齢とともに少しずつ変化しています。 若いころから実年齢より老けて見える「老け顔」の人は、 ビジネスにおいては都合が良いこともあるでしょう。
私たちも医者になりたての頃は、若い新米ドクターに見られないように、 わざと髭をたくわえて実年齢よりも年長に見せようとしているものも いたくらいですから。
しかし、今の世の中、年を取ったら若く見られた方が得することが多いような 気がします(損することもあるでしょうが)。
少なくとも先程の報告からも、若く見える方が長生きできるというメリットは あるわけですから。
持って生まれた顔で、得することも損することもありますが、40歳を過ぎたら 自分の生き様が顔に出ます。その時期からは自分の顔に責任を持つことです。
場合によっては美容整形の力を借りてより良い状態を作っていくのもアリでは ないでしょうか?
40,50歳になって同窓会に集まった面々を見ると、若く見える組と老けて見え る組にはっきりと分かれます。みんなが同じ年齢だとは信じられないくらい 「若さ」には個人差があることに気づきます。
今、老け組に入っていても老化を予防する正しい知識を持ち、 適切な若返り治療(若返り手術を含めて)を行えば必ず挽回できます。
健康を維持して、いつまでも若々しく見え、元気に長生きすることが これからのアンチエイジングに求められているということです。
私も頑張ります。
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